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中国江南六朝考古学研究 [中文]
"The Archaeological Study on the Six Dynasties in Jiangnan,China"
藤井康隆 著、張学鋒・劉可維 訳 江蘇人民出版社,2023年5月
公元3至6世纪的魏晋南北朝时期,中国处于南北分裂,族群对峙的时代。本书关注当时南方社会的发展演变,指出六朝政权是南方地区首次出现的“正统”中国王朝,对中国文化和国际秩序的影响不可忽视。
本书作者基于考古调查与发掘所获资料,结合自己对南京和周边地区遗址,陵墓的实地调查,对南北方陵墓和金属类文物展开广泛的分析和比较,勾勒江南六朝社会的共性和变迁,揭示其鲜明的江南地域特征,指出了江南与中原之间在思想和价值观等文化层面存在本质性差异,从而明确了江南六朝在中国历史上的意义。

中国江南六朝の考古学研究
"The Archaeological Study on the Six Dynasties in Jiangnan,China"
六一書房,2014年12月
魏晋南北朝時代に長江流域以南を統治した江南六朝は、異民族に追われて中国古来の都が位置する中原の地を失った漢民族が樹立した政権である。しかし、他方で、中国内外の文化や国際秩序に少なからぬ影響をもたらしていた。
本書は、南方社会の立場から、江南六朝が史上初めて南方に現れた「正統」の中国王朝であることに注目する。江南六朝は周辺の地にありながらどのようにして中国王朝たりえたのか、六朝文化における南方の在地性、そして南方社会の歴史的意義とはどのようなものか。近年急速に進む発掘調査と著者自身の現地調査の成果を踏まえ、南北の皇帝陵墓と金属工芸を考古学的に分析・比較し、南方社会の結実としての江南六朝の特徴を浮き上がらせる。

濃尾地方の古墳時代
"Kofun Period of No-Bi Region"
東京堂出版,2022年2月
古代日本の東西文化の中心、継体大王(継体天皇)・天武天皇を擁立したヤマト政権の政権基盤だった濃尾地方の古墳時代の実像とは? その統治者集団である謎の巨大豪族・尾張氏とは何者だったか?
ヤマト政権に大きく関与した地域にもかかわらず、あまり知られていない日本の中心にあたる濃尾地方(岐阜・愛知・三重)の「古代情景」、「古墳群の解説」、「埴輪からみる地域交流」、「対外交流」、「中心拠点集落」、「渡来文化」、伊勢湾の島々と内陸の道に展開する「古墳時代の首長層と人々の活動」などについて、 最新の発掘調査と研究成果から、通史的かつ体系的に解説。